・ETECクラス2はどんな試験?
・勉強方法は?
この記事ではこんな疑問を解決していきます。
ETECクラス2の試験の特徴
ETEC(組込みソフトウェア技術者試験)クラス2は、組込みソフトウェア開発に関する一定以上の知識があることを判定する試験です。
合格判定はなく、スコアによってグレードAからCで判定されます。
公式サイトによるとグレードは以下のように分類されています。
グレード | |
A | 技術要素、開発技術、管理技術に関してエントリーレベルに要求される組み込み技術知識を十分に保有しています。これらの知識を応用して「上級者の指導のもとに」実務能力を高められることを期待します。 |
B | 技術要素、開発技術、管理技術に関してエントリーレベルに要求される組み込み技術知識を十分に保有していますが、まだ不足する部分も見受けられます。実務経験を通じてスキルの蓄積を行いながら、不足する知識を習得してください。 |
C | 組み込みソフトウェア開発関連業務に要求される組み込み技術知識が不十分であり、実務に携わるにはさらなる知識の習得が必要です。 |
詳細は公式サイトを確認して下さい。
ETECクラス2の試験範囲は?
ETECクラス2の試験では以下の範囲から120問が出題されます。
- プラットフォーム
- ソフトウェア詳細設計
- ソフトウェアコード作成とテスト
- ソフトウェア結合
- クロス開発技術
- 品質マネジメント
- 構成管理・変更管理
- 有線通信
- 無線通信
こちらも詳細は公式サイトを確認して下さい。
ETECクラス2の対策・勉強方法
ここからはETECクラス2の勉強方法について説明します。他の試験と同様にインプットとアウトプットが必要なので一つずつ見ていきます。
知識のインプット
まずは知識のインプットです。組込み開発の現場で長く働いていて力試しで試験を受けるという人は飛ばしても大丈夫です。
試験でグレードAを取るために勉強する人は参考にしてみて下さい。
公式テキストを読む
ETECは公式テキストが存在します。
公式サイトの参考書籍にテキストが紹介されています。この中で一番おすすめなのが
組込みソフトウェア技術者試験クラス2対策ガイド
です。
自分もこのテキストを使いましたが、試験範囲は網羅している印象でした。
ここからPDF版を購入して読むことができます。紙媒体のテキストは絶版のため入手しにくいのと在庫があっても高額になっているので定価で買うことができるPDF版をおすすめします。
まずはテキストに目を通してみて概要を掴みましょう。一回読んだだけでずべて理解するのはほぼ不可能だと思うので、まずは概要を掴むことを目指します。
細かいところは問題演習をしたり、ネットで調べながら深めていけば大丈夫です。
アウトプット
アウトプットは問題演習です。テキストだけ読んでも試験でグレードAを取るのは難しいだろうなと感じたので問題演習は必ず行いましょう。
※グレードAを目指すわけではなく自分の今の実力を知りたい方は、問題演習なしで試験を受けても問題ありません。
問題演習のテキストは、
組込みソフトウェア技術者試験 クラス2対策実践問題集
です。
公式サイトの参考書籍にも載っていますがリンクが切れているので見ることはできません。
こちらは絶版かつPDFでの販売も見当たらないので入手が難しいです。
ただグレードAを目指すなら必ず解いた方がいい問題集なので、紹介します。
\ 問題集はこちら /
まずAmazonや楽天はかなり価格が高いです。在庫があることは多いですが20000円近くで売ってることもあるのであまりおすすめはできません。
なので一番おすすめはメルカリで頑張って買うことです。
出品されていないことも多いですが、頻繁にチェックすると意外と買えたりするので頑張ってみて下さい。
試験までの時間が少なく高くてもいいという方はAmazonなどで買っても問題はありません。
問題集とテキストは読み込み
あとは問題集で間違えた部分をテキストで復習します。テキストで不十分なところはネットで調べてテキストの該当箇所に書き込んでおくと、試験前の復習がテキストのみでよくなるのでおすすめです。
まとめ
今回はETECクラス2試験の勉強方法についてまとめました。グレードAを目指して頑張ってみて下さい。
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